国立デンタルオフィス
東京都国立市東1-14-11 ヴルーム国立1F

アクセスマップ

歯がしみる、痛い歯がしみる、痛い

 主に考えられるのは、「虫歯」または「知覚過敏」です。時間がたつと一時的に痛みがおさまる場合もありますが虫歯の場合には放置しておいても治りません。むしろ症状が進行しますのでお早めに受診されることをおすすめいたします。

虫歯

虫歯の進行と治療法

虫歯の進行段階症 状治療法
【C0 脱灰】
SAMPLE
虫歯になる前兆です。歯の表面のエナメル質が透明感がなくなり、白濁している状態をいいます。 再石灰化による自己回復が期待できます。歯ブラシ指導、クリーニング(PMTC)、フッ素塗布などの処置を行い経過観察していきます。

<予防歯科>
<治療例>
【C1 エナメル質の虫歯】
SAMPLE
虫歯が表面のエナメル質にとどまっている状態です。痛みはほとんど無いため、気付きにくい段階です。虫歯菌に感染した部分を取り除き、レジン(白い樹脂)を詰めます。 1回の治療で、麻酔の必要はない場合がほとんどです。

<虫歯の修復方法>
<治療例>
【C2 象牙質の虫歯】
SAMPLE
虫歯がエナメル質の内側にある象牙質部分まで進んでいる状態です。甘いもの・冷たいものがしみる、かむと痛いなどの症状が出始めます。さらに進行すると、熱いものもしみるようになります。感染した部分を取り除き、型を採り、金属やセラミックスのインレー・クラウンなどの修復物で処置をします。2~3回の通院が必要です。

<虫歯の修復方法>

<治療例>
【C3 神経に達した虫歯】
SAMPLE

虫歯が歯髄(神経)まで進んだ状態です。このような状態に達すると炎症が起こり歯髄腔内の圧が高くなります。それにより神経が圧迫され、多くは激しい痛みを感じます。

 

歯髄が感染している場合は、歯髄(神経)をとらなければなりません。根管治療により感染を除去し、型を採り、土台、クラウンで処置をします。

<根管治療> <虫歯の修復方法>
<治療例>
【C4】
SAMPLE
【C3】を放置した結果、歯冠部崩壊して歯根だけが残った状態です。歯髄は完全に死んでしまっていますので、痛みを感じることはありません。 多くは抜歯の適応になります。しかし、根管内の汚染が軽度で動揺もなく、根の先に病巣もみられない場合は、根管治療で助けることができる場合もあります。当医院では、なるべく歯を抜かない治療を心がけております。

<抜歯となった場合>
<治療例>

知覚過敏

知覚過敏とは

 知覚過敏は、歯のエナメル質の内側にある「象牙質」と呼ばれる歯のやわらかい部分の露出が原因で起こります。いわゆる神経が過敏な状態になっているときの症状なので歯がしみるのです。

 健康な歯の表面はエナメル質で覆われ、外側からの刺激を遮断する役割を果たしています。このエナメル質が削れたり、歯周病や加齢で歯肉(歯ぐき)が下がったりして象牙質が露出すると、象牙細管という細い管を通じて歯髄に直接刺激が伝わるようになり、歯がしみる・痛いといった症状をを引き起こします。知覚過敏には軽度のものから、そのままにしておくと神経が死んでしまう重度のものまであります。また、虫歯や歯周病の初期のサインの場合もあります。歯がしみると感じたら、お早めに受診されることをおすすめいたします。


知覚過敏の原因は?

無理なブラッシング

 ハミガキの回数が多すぎたり、力を入れすぎたり、また毛先が硬いハブラシを使ったりすると、歯の表面のエナメル質を削り取ってしまう可能性があります。また歯肉(歯ぐき)が下がる原因にもなり、象牙質の露出がすすみ、知覚過敏を引き起こすことがあります。

歯周病

 歯周病により歯周組織が炎症を起こし歯周ポケットが深くなったり、歯肉が退縮して象牙質の表面が露出すると、知覚過敏を引き起こすことがあります。

歯ぎしり

 睡眠中に歯ぎしりをしたり、頻繁に歯をかみしめていたりすると、歯が擦り減ったり、歯の根元に応力が加わって表面のエナメル質がはがれ、その下にある象牙質が露出して知覚過敏を引き起こすことがあります。

知覚過敏の治療方法

 軽度の知覚過敏の場合は、知覚過敏用の歯磨き粉を使い優しくブラッシングしたり、フッ素のジェルや洗口剤を使うことで症状が改善することがあります。

歯科医院での治療は

薬・コーティング材の塗布

 露出した象牙質を薬で覆うことで、歯の表面を保護して外部からの刺激を遮断し、知覚過敏の症状を抑えます。一時的に症状が軽減することが多いのですが、症状によっては数回薬を塗布することもあります。

コンポジットレジン充填

 薬の塗布で症状が改善しない場合、また歯の削れ(楔上欠損)が大きい場合にはレジン(白いプラスチック樹脂)を詰めて、象牙質を覆います。
 歯ぎしりやかみ合わせが原因の場合は、早期にレジンが脱離することがあるため、ナイトガードなどの治療と組み合わせることもあります。

歯周病の治療

 歯周病などの歯周疾患が原因で知覚過敏が起こっている場合は、歯周病の治療も行います。
 歯周病治療で歯石の除去を行った場合、今まで歯石に覆われていた象牙質が露出し、知覚過敏症状が一時的に強く出ることがあります。歯周病治療とあわせて、薬・コーティング材の塗布を行うこともあります。

<歯周病治療>

ナイトガード(マウスピース)

 歯ぎしりの原因はストレスと言われていますが、原因や治療法は確定していません。歯ぎしりを止めることは難しいのですが、ナイトガード(マウスピース)を使用して、歯ぎしりによるエナメル質の破壊を防ぎ、歯へのダメージを軽減させることは可能です。また、かみ合わせが悪い場合は、歯を削ってかみ合わせをよくする「咬合調整」を行うこともあります。

歯の神経を抜く

 知覚過敏の症状が強過ぎる場合は、神経を取る処置が必要になることがあります。神経はできるだけ残した方が良いのですが、場合によっては神経が自然に死んでしまうこともあります。その場合には、根管治療が必要になります。

<根管治療>

 ストレス社会といわれる近年、知覚過敏で悩んでいる人はとても増えてきました。また、知覚過敏と思っていたら、虫歯や歯周病などほかの病気が隠れている場合も多いのです。気になる症状がある場合、なるべく早めに受診しましょう。

国立デンタルオフィスの特徴
医院案内
病状検索
診療科目
治療紹介